企業がブースを出展して、求職者と相談できるようになっているイベントが転職フェアだ。それに加えて、転職フェアでは、キャリアアドバイザーなどの転職関連の企業が常駐して参加者が自由にアドバイスを受けられるようになっていることも少なくない。そして、その種類は総合型と特化型の二つに分けられる。
総合型はあらゆる業種や職種を扱っているイベントなのに対し、特化型は一つの業種や職種に限定して企業やアドバイザーが集まっているイベントになっているのが特徴だ。その例として代表的なのが、IT業界の転職フェアであり、主な対象となっている人材は、エンジニアやプログラマーだ。また、Web系の人気が高まっている影響で、デザイナーやCGクリエイターなども含めた場合も多いようだ。
さらに、介護業界の転職フェアも代表的なもので、介護職に興味を持っている人なら経験を問わずに参加して欲しいというスタンスで開催されていることが多い。主に介護職の募集にかかわる内容になっているが、理学療法士や看護師などの専門職についても相談可能である。また、このような転職フェアには、医師や看護師などの医療従事者の参加も歓迎されている。そして、職種に応じて専門の企業やアドバイザーがキャリアパスを提案してくれるのだ。
このような特化型の転職フェアを利用すると、希望する業界での仕事探しがスムーズに行えるだろう。しかも、企業の生の声を直接聞けたり、転職のプロからのアドバイスも受けられるので、求職活動をする人は一度参加してみてほしい。